投資歴15年経ちましたので、
そこで得た非常に重要な事を共有したいと思います。
非常に重要な事、それは正にメンタルです!
テクニックや手法などが先行して目にいきがちですが、
それよりもまずはメンタルが非常に大事です。
なぜメンタルが大事かと言うと、
例えば、
皆が一度は探したことがある聖杯があったとして、
その聖杯を100人が手に入れ、
実際その聖杯のルール通りに行ったとして、利益を出して稼げるのは100人の中の1%にも満たないと思います。
なぜなら、その同じ聖杯・手法を使って勝てる人と勝てない人の差が出てくるのはメンタルであり、
メンタルによって大きく結果が左右されるからです。
プロスペクト理論

なぜメンタルが投資にとって損益を左右するかと言うと、
人間には元来、ノーベル経済学賞 カーネマンが提唱したプロスペクト理論という理論があり、
損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向(損失回避性)であるプロスペクト理論によって、
トレードが上手い、下手とか関係はなく、
人間の構造上、『損切りは遅く・利確は速く』なってしまうのです。
人間の性である以上そこからは抜け出す事は難しいという事です。
プロスペクト理論に逆らうという事は人間の性から逆らうと言うことですので、
常人には間違いなく乗り越えることは非常に難しい事であり、
プロスペクト理論の中で行動する事が前提として投資していかなければならないのです。
ならばプロスペクト理論と上手く付き合いながら投資する事が大事で、
メンタルが左右されるような投資をしていては絶対に利益を出し続け勝つ事は不可能です。
ではどうすれば勝てる投資ができるかと言うと、
それは正に資金管理を徹底する事に尽きます。
資金管理

では資金管理は何をするのか?かというと、
自分の投資金額からメンタルが一切左右されないであろう金額を運用することをまずは決める事からスタートします。
たとえ含み損が大きく膨らんだ時期があったとしてもメンタルが左右されない資金量を投じているので、決してメンタルに左右されることなくルールに則った取引が可能となります。
極論でいえば大金持ちが投資する際にチャート分析など一切せずに、
大金を時間分散して投じ続けることによって多額の利益が得ることは決して難しいことではない事はお分かり頂けると思います。
投資金額が大きければ大きいほどそれに対するリターンが大きいのは当然である。
大金持ちが巨額な元本に対して投じる資金がリスクが少ない額だったとしても、
リターンが数%でも投資額が巨額な為、リターン金額が大きくなります。
ゆえに投資で成功する確率が一般人より高いと言うのもうなずけます。
結局メンタルが正常に保てない状態で運用すると、
ルールにせっかく則っているにもかかわらず含み損に耐えられず無駄な損切りにより損切り貧乏になってしまったり、
ルールより早い時点で利確をしてしまい小さな利益になってしまったがために、
結果『損大利小』になってしまいます。
ドルコスト平均法

ここで1つ紹介、投資法として有名な『ドルコスト平均法』を紹介致します。
ドルコスト平均法と言うのは、毎月であったり毎週であったり、隔週など、
決まった期間にある一定額を投資続けることによって平均単価を下げて利益を得ようと言う投資法です。
1/1 | 2/1 | 3/1 | 4/1 | 5/1 | 6/1 | 7/1 | 8/1 | 9/1 | 10/1 | 11/1 | 12/1 | |
購入単価 | 100円 | 105円 | 110円 | 99円 | 97円 | 108円 | 104円 | 111円 | 103円 | 107円 | 102円 | 99円 |
平均単価 | 100円 | 103円 | 105円 | 104円 | 102円 | 103円 | 103円 | 104円 | 104円 | 104円 | 104円 | 104円 |
これはメンタルが左右されない金額で投資をし続けることによってリターンを狙うのでプロスペクト理論に左右されることなくメンタルを正常に保った状態で投資ができるので、
非常に理にかなった投資法です。
ドルコスト平均法を利用し、S&P 500を投資続けるとプロであるファンドよりリターンが大きいのは周知の事実です。
その他にもこの理論を株式投資またはFX、仮想通貨においても資金管理の徹底により投資成績が格段にアップすることは間違いないです。
テクニカルやチャート分析等も非常に大事なのはわかりますが、
まずは一旦メンタル=資金管理においても着目して勉強することはは今後の投資生活において大きな成績向上につながるので一度勉強してみるのはお勧めです!
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